コンセプトとの距離感
あけましておめでとうございます。店長の淳也です。年末年始休暇を経て、昨日から通常営業を再開しております。2015年11月16日に開店したので、開店から約1ヶ月半経過した事になります。
お客様のご要望とお店のコンセプトとの距離感
昨日までの全ての営業日、12時から23までお店に立ちました。お客様と会話することも多くなり、様々なお声を頂きます。
- すごく良い空間ですね!また来ます!
- 軽食があったほうが嬉しいなー
- お酒のおつまみが足りないかな…
- 本や文房具を販売してほしい!
などなど。
店舗経営未経験な我々は、最低限の設備とメニューでスタート切ったので、様々なご要望は当然頂きますし、今後何かしらの改善を行っていきます。
今の段階では、自分たちが掲げたコンセプトとお客様の要望(潜在的な需要も含む)との距離感を測っている状況です。
ここの距離感って非常に難しくて、誰にも受け入れられないコンセプトを元に店舗経営してもお客様は来てくれませんし、お客様の要望には全て応えることは出来ません。
僕がやりたいのは、潰れた街の本屋さんを事業として成り立つ形で再生することです。ノスタルジーに浸るだけでなく、情に訴えるだけでなく、補助金まみれになることなく、です。それが実現出来た時に初めて、街の本屋さんの良さを再発明できたと言えると考えてます。
不思議と応援者が現れる
そんな未完成な栄和堂に立っていると、不思議と応援者が現れます。
フードメニューが少ないのであれば、「こんなメニューはどう?」とか、本が少ないのであれば、「この本おもしろいから置いてみては?」とか、ギャラリーやイベントをやりたいなーと思っていたら、「僕で良ければ手伝いますよ」とかとか。
僕は非エンジニアですが、これって、オープンソースにおけるコミッターの概念に近いんじゃないでしょうか?未完成でオープンな場を用意しておくと、その場をアップデートしてくれるコミッターが現れるんですよね。これはリアルな場でも同じなんじゃないかと。
栄和堂というスペースをリアルなオープンソースとして捉えて、皆でアップデートして楽しむ、というのも面白いかもしれません。コミッター候補の方、栄和堂をアップデートしてみませんか!?
鎌倉の端っこでお待ちしております。店舗の基本情報はこちらをご参照ください。