栄和堂ブログ

鎌倉の端っこにあった書店「栄和堂」僕らはここを「ブックスペース」として本屋の再発明をしていきます。公式HP http://eiwado.space/

コンセプトを伝える難しさを痛いほど

未来食堂さんのブログを(勝手に共感して)愛読しておりますが、以下のエントリーを読んで、大きくうなずいてしまいました。

miraishokudo.hatenablog.com

ブックスペース栄和堂のプロジェクトを開始した当初から掲げているコンセプトは「本を介して人とつながれる憩いのスペース」です。

この文言は、栄和堂のメンバーには共有化されています。それは、今までの打ち合わせや判断事項などの文脈を共有化しているからであり、いわゆるハイコンテキストな状態です。

このコンセプトが人々に受け入られて成功するかどうかは別問題として、全く何も知らない人々にこのコンセプトを説明しないといけません。でもそれがなかなか伝わらない。それは、未来食堂さんは、「誰が悪いわけでもなく、5%でも良いから伝わって欲しい」と思う様になったといいます。

以下、未来食堂さんのエントリーから引用させていただきます(未来食堂さん、今度必ず食べに行きます!)

■5%を伝えるために

色んな人にコンセプトを話してきて、いつしか 5%でいい。5%でいいから伝わってほしいと思うようになりました。 5%で十分なんです。 ほんの少しでも面白さが伝わってくれれば、”あつらえかーなんか楽しそう”とだけでも思ってくれれば、上出来です。

僕も一日、栄和堂の店舗に立っていて、コンセプトを長々と説明して、その全てを分かってほしくなってしまいます。でも、まずは「なんかよくわからないけど居心地が良くて、ついつい寄っちゃうんだよね」という言葉を聞きたいなーと最近になって思ってきました。

そしてその「何だかついつい立ち寄ってしまう」というのは、街の本屋の良さでもあると思うのです。本に囲まれているだけで知的になったような気がする。本の匂いがする空間がなんだか居心地が良い。そんな雰囲気とか空気を感じて欲しいなと思っています。


ブックスペース栄和堂は、12:00〜23:00営業です。(水・日・祝日定休)

皆様のご来店を心よりお待ちしております。基本情報はこちらをご参照ください。

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