会話だけがつながる手段ではない
ブックスペース栄和堂のコンセプトは「本を介して人とつながれる憩いのスペース」です。
この文言だけを読むと、「本好きの人が集まって、読書会のようなお話をする場なのか!ちょっと意識高くて、レベルが高そう…」という印象を抱いてしまうかもしれませんが、狙いはそれだけではありません。
つながる手段は会話だけではない
栄和堂にある「内向型人間の時代」は僕の蔵書ですが、ある日ふと見てみると、ピンク色の栞が挟まっているではありませんか!
誰が挟んでくれたのかはわかりませんが、これを見た瞬間、嬉しいような恥ずかしいような感情を抱きました。
同じ本を読んでいると、その人に対して好感を抱くという説がありますが、まさにそれを実感したのでした。
栄和堂ノートを本棚に置いてありますが、そこにコメントを記入してくれるお客様も徐々に現れてきました。店員さんと会話するのはちょっと…、という方は何でも良いのでこちらに記入してください!毎日目を通し、赤ペンで返事を書いております。
モノを介して、非言語的に「つながる」
読書会ももちろん魅力的で、将来は栄和堂でもそのようなイベントをしたいと構想しています。
ですが、本(並びに、本棚に置かれている物理的なもの)を介すことによって、会話せずとも人とつながれるのではないかと考えています。
実際に僕は人見知りです。(「内向的人間の時代」を買っているくらいですから笑)ですが、上記の栞や栄和堂ノートなどを使用することによって、会話せずとも、人と(ゆるく)つながっている感触を得られます。そしてそれは、非言語的につながっている感覚なのです。
コンピュータの世界にタンジブルユーザインターフェースという概念がありますが、この感覚ってこれに近いんじゃないの!?と、思っております。(あまり深く勉強していないので、「全然ちげーよ!」っていうツッコミが来そうですが…。詳しい方に色々と教えてほしい)
物理的に存在している本、本棚、本屋というモノの価値を再発明したい
これは、この栄和堂事業立ち上げ当初に掲げたビジョンです。今後もこのビジョンを元に、様々なアイデアを実践していきたいと考えてます。
【年末年始休暇のお知らせ】
ブックスペース栄和堂は2015年12月29日〜1月3日にお休みを頂きます。 年末は12月28日まで営業、年始は1月4日から営業となります。何卒よろしくお願いいたします。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。基本情報はこちらをご参照ください。