栄和堂ブログ

鎌倉の端っこにあった書店「栄和堂」僕らはここを「ブックスペース」として本屋の再発明をしていきます。公式HP http://eiwado.space/

本棚を見ながらお待ち下さい

コーヒーについてはカフェマスターの親父が色々と調べてくれています。

おいしいコーヒーを提供するために大切な「淹れ方」について検討した結果、サイフォンやネルドリップよりは比較的手間のかからないペーパードリップで淹れる予定です。親父か僕のどちらかが1人お店に立っていれば回せるように、というオペレーションの方針に沿って決定しました。

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ただ手間はかからないといえども、ご注文を受けてから提供できるまでどうしても5分前後はかかってしまいます。人数が増えたらもうちょっとかかるかも。5分間って文字で見るとそれほどでは無いかもしれませんが、実際に待ってみると結構長かったりしますよね。コーヒー待ちの人の列がスタンドの前に出来ても困る。ただ時間を短縮するための大型機械を導入するほどのリソースも無い…。

エキナカ本屋理論

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僕がよく使う大船駅に本屋があります。たとえ5分ほどの電車の待ち時間であっても、ふらっと寄ってしまうんですよね。そして待ち時間がむしろ足らないくらいに思えるほどあっという間に時間が経つ。立ち読みせずとも、本の背表紙や雑誌の表紙を見ているだけでも楽しい。

あのエキナカ本屋理論を、栄和堂に適用させようと企んでます。

待ち時間にお客様が本棚をぶらっと1周して、気になる本を見つけた頃にコーヒーが出来上がり。「あれもうできたの?もうちょっと探したいんだけど…」って感じで待ち時間を感じさせない…。

こんな姿を妄想しております。このブログを読んでくれている方々には若干のネタバレになってしまいましたが、開店後どうなっていくのか楽しみですね。いずれにせよお客様にとって居心地がいい場所になるような企みを施していきたいと思います。