元書店を片付けるときに、出てくるもの
今は壁一面の本棚だけ残っている状態ですけど、旧栄和堂には壁の内側にも本棚があり、さらに文房具や模造紙類を並べる什器がところ狭しと並んでいました。まさに街の書店って感じです。この本棚や什器が置いてあった跡に沿って、床が削れているのです。
この什器を片付けるにはさすがに親父と僕では無理ですので、廃材処理業者に依頼しました。現場に来た業者の兄ちゃんが「僕、深沢中学校なんで、よく栄和堂行ってました。懐かしいっす。そして閉店寂しいっす」って言ってました。すげー朴訥としたいい兄ちゃんだった。
搬出経路が足りないんで(旧店主はどうやって搬入したんだろうか…)、物理的に破壊して出してきます。
片付けている最中にも、通りすがりのおじさんによく話しかけられました。
「この近くに文房具を買うところが無くて困ってるのだ」という声が多かったですね。旧栄和堂は文房具屋さんとしての機能もあったのです。確かに子供の頃は文房具の方がよく買っていたかも。ただ、今や文房具も100円ショップに取って代わられてしまってますよね。街の本屋さんは非常に厳しいです。
元書店を片付けた際に、いくら出てくるでしょうか?
さて、前回に引き続いて勝手にクイズコーナーです。什器関係を片付けていると、時々お金が出てくるんです。片付けてくれたおっちゃんが、「また出て来たで」と都度ドヤ顔で僕に渡してくれました。「くすねてもいいのに…。おっちゃんええ人や」と思っていましたら、結構ざくざく出てくる…。
結局、合計872円出て来ました。これで新店舗のコーヒー仕入れるよ!ありがとう!旧店舗のうっかり屋のお客様!